みなさん、突然ですが「かに」の種類ってどれくらい知っていますか?
私は「毛ガニ」「ズワイガニ」「タラバガニ」「渡りガニ」ぐらいだったら何となく知っていますが、詳しくはしりません(笑)
今回、鳥取県境港市からは、ふるさと納税の特産品として「松葉ガニ」をいただきました。
しかし「松葉ガニ」についても「高級なカニ」ということしか知らなかったので(笑)、まずは「松葉ガニ」について勉強してみることに!
(引用元:https://www.pref.tottori.lg.jp/178131.htm)
松葉ガニとは
「松葉ガニ」は鳥取県をはじめとする「山陰地方でとれたズワイガニ」のことを言うそうで、「福井県でとれたものは越前ガニ」、「京都でとれたものは間人ガニ」と呼ばれているそうです。
これらはすべて「雄のズワイガニ」で、雌は地域によって違う名前で呼ばれているそうです。
(山陰地方では雌は「親がに」と呼ばれています。)
また、間違いやすいのが「ズワイガニ」と「ベニズワイガニ」です。
この2つは違う種類で「ベニズワイガニ」は、「ズワイガニ」と比べると比較的安価で流通していて、身は甘いけれど少し水っぽいのが特徴だそうです。
どうですか?ここまでついてこれていますか?(笑)
なんか生物の授業をしている気分になってきましたが、ここからがより重要ですのでみなさん寝ないようにお願いします!笑
ここまでで「松葉ガニ」が「ズワイガニ」だということは理解いただけたかと思います。
では「松葉ガニ」はなぜ「ズワイガニ」と呼ぶことができないのか。
「ズワイガニ」と呼ぶのではなく「松葉ガニ」とブランド化されたのにはもちろん理由があります。
「松葉ガニ」とブランド化された理由
「ズワイガニ」と一口に言ってしまうと、「生息地はオホーツク海から日本海にかけての広大な範囲」になりますので、それぞれの地域の環境によって品質も味も違ってきます。
なので、呼び名を変えブランド化することで、地方ごとの味の違いを表すようになりました。
では「松葉ガニ」はどの地方で獲れた「ズワイガニ」なのか?
「松葉ガニ」は「丹後半島から島根県沖の日本海で水揚げされたもの」で、「美味しいズワイガニ」が育つ環境が整っているこの地域で水揚げされたことをアピールするためにブランド化されています。
タグ付き「松葉ガニ」
そして「松葉ガニ」の中でも、ある一定の条件を満たしたものには「タグ」が付けられます。
(お肉で言う「A5ランク」「A4ランク」みたいな感じです)
- 甲羅のサイズが11cm以上
- 活きの状態で入荷したもの
- 身入りの状態が良いと判断されたもの
このように厳しい基準をクリアしたものだけが、「タグ」をつけて出荷されます。
じつは今回、境港市からふるさと納税でいただいた「松葉ガニ」はタグ付きでした。
20,000円の寄付で「茹で松葉ガニ」(足欠)がいただけるということだったので、たぶん「足欠」には「タグ」は付いてないだろうなと思っていたのですが、なぜか「タグ」がついていました(笑)。
(山陰地方では、この「タグ」が付いている「松葉ガニ」が美味しい証です!)
よく見るとこれ足欠じゃないですよね?
ちゃんと足10本ともきれいにあるので、運が良かったのか、お店の人が間違えたのかはわかりませんが(笑)、とにかく「タグ」がついた立派な「松葉ガニ」を冷蔵で送っていただけました!
ではその「タグ」がついた「松葉ガニ」はどんな味なのでしょうか?他の地方の「ズワイガニ」と比べて、本当に美味しいのでしょうか?
「松葉ガニ」と「ズワイガニ」の食べ比べ
じつは偶然にも「松葉ガニ」が送られてきた日に、なぜかうちの父が懸賞で当てた冷凍の「タラバガニ」と「ズワイガニ」も送られてきてしまい、急遽、食べ比べをすることに(笑)
(さばいた「松葉ガニ」です)
まずは父が懸賞で当てた「タラバガニ」と「ズワイガニ」を食べてみました。
どちらも冷凍だったので、多少水っぽさがあったのですが美味しくいただけました!
こちらはカニで有名な地方の「タラバガニ」と「ズワイガニ」だったので、味はまったく問題ありません。
そして次は「松葉ガニ」です。
本当にブランド化するほど、他の地方と味の違いがあるのか。
父が懸賞で当てた「ズワイガニ」も十分美味しかったのでそれほど違いはないだろうと思っていました。そう食べるまでは。
「松葉ガニ」を完全になめてましたね。
一口食べて、父が懸賞で当てた「タラバガニ」&「ズワイガニ」とは全然違うことがわかりました(笑)
まぁ、「タラバガニ」と「松葉ガニ」は比べるまでもなく味は違いますが 、「ズワイガニ」と「松葉ガニ(ズワイガニ)」を比べても味が全然違ったんです!
鮮度の違い(冷凍と冷蔵)もあったと思いますが、「松葉ガニ」のほうが「カニの味が濃い」と言えばいいんでしょうか?同じ「ズワイガニ」のはずなのですが、何か違う種類のカニを食べているかのようでした!(いや、マジで!)
身も「松葉ガニ」のほうがギッシリ詰まっていて、同じ「ズワイガニ」という種類なのですが、美味しさのレベルが違いました!
(決して懸賞で当たった「ズワイガニ」が安物だったわけではないですよ!)
今までだったら、この懸賞で当てた「カニ」でも十分に満足できたのですが、1度この「松葉ガニ」の味を知ってしまうと、この先、生きづらくなってしまうかもしれません。
(高級なカニでないと満足できなくなりそうです 笑)
特産品の詳細
鳥取県境港市では、30,000円のふるさと納税の寄付をはじめ、寄付額によっていただける内容が変わってきますので、下記にいくつかをご紹介させていただきます。
(私がいただいた時とは、内容が変わっています)
30,000円の寄付
松葉がにボイル姿1~2枚(計約800g)
40,000円の寄付
松葉がにボイル姿1~3枚(計1㎏)
50,000円の寄付
松葉がにボイル姿2~4枚(計約1.2㎏)
100,000円の寄付
松葉がにボイル姿2~4尾(計約1.8㎏)
境港市ではこれ以外にも、「紅ズワイガニ」との食べ比べができるものなども用意されています。
また「松葉ガニ」が美味しいということは、他の「カニ」でも美味しく育つ環境にあるとも言えますので、カニ好きの方は、ぜひ1度境港市の特産品をご覧になってみてください!
(境港市の特産品はこちら)
まとめ
では「松葉ガニ」の評価です。
松葉ガニ ★★★★★☆☆
特産品の説明には「足かけ」と書いてあったので、「タグ」がついた「松葉ガニ」だとは思ってもみませんでした。
まぁ、たとえ「足かけ」だとしても、味の質は変わらないものが送られてきたとは思いますが。
とにもかくにも、今回は山陰地方の「ズワイガニ」が「松葉ガニ」とブランド化されただけのことはある!ということはしっかりと理解することができました。
ぜひみなさんも山陰地方が育んだ、素晴らしい一品をご賞味ください!
ちなみに私が「カニ大好き人間」だったら、もう少し評価が上だったはずです(笑)
(境港市の特産品はこちら)